<ネタバレ>珍しく人情ものを描いた北野監督。物語自体はパッケージ裏とかの .. >(続きを読む)
<ネタバレ>珍しく人情ものを描いた北野監督。物語自体はパッケージ裏とかのあらすじを読めば全部分かるような内容。理不尽なたけしのキャラクターも終始笑えるし、優しい顔になっていくたけしの顔はズルいし、映像も美しい。天使の鈴のくだりの恥ずかしい演出は、武どうしちゃったんだ?とビックリ。
そこまでだと一般向けを狙った感動作に見えますが、普通の映画ならクライマックスになるシーンを中盤で通過してしまうと、あとのシーンは大人と子供がゲームなどをしてひたすら戯れるという緩~い内容になっていきます。そこからはビートたけし流の悪ふざけもかなり顔を出してきて、いくらでも削りようがあるシーンの連続です。
僕は何だか微笑ましく見れてしまいましたが、結局は人を選ぶ作品になってますね。
しかし、必要以上に感動を誘ってしまうような久石譲の音楽は、この映画には特にそぐわない気がしました。