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<ネタバレ>予告の段階では、こんな作品と思ってなかった。むしろ本作の中盤までは、ストーリーで楽しませる劇画調コメディだと思っていた。終盤になると、血、血、血、血が溢れ、首が飛び、手が飛び…という画がひたすら無邪気に映しだされる。
やんちゃすぎる…!監督は、キルビルがやりたかったのか?
確かに、邦画でこんなことをやる人は少ないが、目新しいものではない。登場人物の狂い方も、常識的。一周回って、割と平凡である。
これ、どうやって結末つけるの?と、心配してたら、まともなオチをつけずに終ってしまう。きっかけとなった友近の存在意義すら捨ててしまうなんて!
本作は決してつまらない映画ではないけど、敢えて映画を舐めているような映画である。
本作を駄作だと言い切って、もっと心に響くコメディやバイオレンスの映画を撮る監督が出てこなくちゃイカンと思う。