<ネタバレ>夢と魔法のおとぎの国から追放されて現代のニューヨークにやって .. >(続きを読む)
<ネタバレ>夢と魔法のおとぎの国から追放されて現代のニューヨークにやってきたプリンス。善意のたかまりでしかないプリンスと、ニューユークっ子の対比がコミカルに展開される。このあたりのずっこけぶり、ぶっとび具合は本当に楽しい。口から金魚吐き出すプリンスは衝撃的ですらあります。ただ現実の世界では魔法が使えない約束のはずなのに、部屋の掃除の場面だけ使えるってのはどうだろうか?統一を欠いていないだろうか。リスのジェスチャーゲームは最高ですね。さてロバートと付き合うようになって、プリンスが成長してゆきます。真善美だけだったプリンスが、哀しみ、怒りの感情を獲得し、真の愛とは何かを自らに問うようになります。一目逢っただけの王子と結婚してそれで幸せだろうか?そんな疑問を抱くようでは、もうおとぎの国には帰れません。ロバートと結ばれてハッピーエンド。これはよし。王子はどうでしょうか?ずっこけ具合が中途半端。成長もしないです。ロバートの婚約者ナンシーは、ロバートが真実のキスをするのを許します。現代的で、あきらめがはやい女性です。そしてロマンティックなことが好きなこともあって、王子と共におとぎの国へ。そこでは葛藤はないので、二人は当然結ばれます。いいんでしょうか?いいとしましょう。ドラゴンのCGは他の動物に比べてしょぼかったですし、決闘もしょぼかった。曲はいいけど、歌はうまくない。あっと、舞踏会のドレスをカードで買うのは夢がないですね。彼女は洋服作りの才能があるのだから、自作にすべきでしょう。