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<ネタバレ>ちょっとまとめてみましょう。ジャンパーの能力=1.好きな場所にテレポート。2.触っているものも移動。3.念ずれば車でも移動。部屋ごと移動も可。4.電気で脳がしびれると移動不可。パーデンツの能力=1.中世からの組織。2.電気網。3.機械でジャンプの痕跡を調べ、そのトンネルを伝って追跡移動。4.火炎放射器。5.止めを刺す特殊な剣。比較するとジャンパーの方が圧倒的に有利。ただジャンパーは人格がお粗末。デビットは、銀行強盗したお金で豪遊やナンパの日々。スフィンクスの頭の上でお気楽に食事したりします。(きっと目撃されているでしょうね)グリフィンはゲーム好きで、高級車を盗み、人前でジャンプを繰り返す。二人に友情はなく、会えば喧嘩ばかり。(喧嘩にまきこまれ、チェチェンで戦車の下敷きになったトラックの運転手はかわいそうでした)危機が迫っているというのに。トホホです。最後の闘いの場面でも、敵のわなにすぐにひっかかりますね。まるで子供です。恋人との関係ですが、8年ぶりに会ってすぐにローマに行へ旅行。閉まっているコロシアムに無理やり入ろうとしてトラブル。また銀行家などとすぐにわかるウソで信用されません。あげく空港でお別れ。両親との関係ですが、父親は何も知らないようです。母親はデビットが5歳のときに息子がジャンパーであることを知り、失踪。コロシアムのときに鍵をもって助けにきました。てっきりジャンパーと思いましたが、パーデンツでしたとさ。ジャンパーでなかったら、どうやってあの場面で出現できたのか不思議です。おおむね、ジャンパーは順法精神が希薄なので、パーデンツが正義の味方のようにもとれます。が、パーデンツはジャンパー狩りのために手段を選ばず、周囲の人間も殺します。どっちもどっちですね。それがこの作品の最大の欠点。主人公に感情移入できないのです。不幸な家庭環境に育ったせいとも考えられますが、主人公の苦悩が伝わってこないのです。苦悩を描きたいのならもっと丁寧にに過去を描く必要がありました。ジャンパーが過去を悔い、特殊能力をいい方に使えばいいと思うのですがね。物の瞬間移動ができるし、悪い奴もやっつけられるし、救助活動もできます。で、きっとそれは続編ででてくると想像してますが。