<ネタバレ>終始緊張感が持続し、見ごたえのある映画でした。
フィクショ .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ>終始緊張感が持続し、見ごたえのある映画でした。
フィクションといいながら、実際にあった飛行機事故の生々しい記憶があるので、それに負うところが大だと思います。
記者の仕事っぷりはたっぷり堪能できますね。
他社とのスクープ合戦をしながら、毎日締め切りが夜12時とか1時ですから、大変です。
実際の事故のときは、遺体確認場所である体育館が修羅場となったのですが、その場面はカットされています。
事故現場は再現されていても、遺体は見せません。
また遺族はおろか、泣く人の姿も描かれていません。
そこがちょっと肩透かしです。
事故を知らない人にとっては悲惨さが伝わりません。
それで、精神的におかしくなり、事故で死んだ記者に感情移入できないのです。
主人公堤の家庭問題がサブストーリーですが、よくわかりませんでした。
最初はてっきり堤の子供が飛行機に載っていたのかと思いました。
そうではないけど、子供は仲たがいをして親には会いにこない関係になっている。
母親はかつてパンパンをしていて、新聞社社長の愛人だという。
それらがうまく消化されていない印象です。
監督は何をいいたかったのか?
そもそもあんな独善的なセクハラ社長はいないでしょ。
現代の話は一切カットしてもよかったと思います。[良:2票]