<ネタバレ>なんじゃあのバスジャック犯は!
プルトニウムをそんなに簡単 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>なんじゃあのバスジャック犯は!
プルトニウムをそんなに簡単に盗めるか!
プルトニウムの近くにいたら被爆で5分で死んでしまうだろ!
ストーンズが来るはずがなく、先が読めてしまう!
警視庁から簡単に原爆を奪うな!
とはいいつつも、いいところがたくさんあります。
生きる目的がわからず、エネルギーをもてあました虚無的な若者がよく描けています。
原爆を作ってから要求を考えるところは目新しい。
ラジオ放送とからめたのもストーリーをふくらませています。
ビルの屋上から札束をばらまくのはすばらしいアイデア。
ビルから二人が落ちる場面も迫力があった。
音楽もよかった。
残念なのは爆弾を奪い返してから何も要求をしなかったこと。
あの状況でストーンズ公演ネタはもう終わりになっているはず。
わざわざ犯人が来るわけない。
自分は死ぬつもりで30分後に時限爆弾をセットしておいて、
犯人は刑事に何を要求したかったのか?
恨み言のひとつでもいいたかったのか?
「警察のいつものきたないやり方」と非難していたが、これは
「大人たちのいつものきたないやり方」と読み解けそう。
夢がほしかったんだけど、夢を抱けるような世の中じゃなかったってことだね。
個人で原爆を作るというアイデア(原作)の勝利です。
1970年代のしらけ世代のザラザラした現実が見えてきます。