<ネタバレ>「井戸に落とされ不幸な死に方をした貞子の怨念がビデオに念写さ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>「井戸に落とされ不幸な死に方をした貞子の怨念がビデオに念写され、それを見た人間は一週間以内にダビングして誰かに見せなければ死ぬ」というのが基本。前作「リング」ではテレビから抜け出して登場する貞子の姿が怖かった。「リング」では、呪いを逃れた浅川玲子が、息子陽一を救うために、自分の両親にビデオを見せると決意するところで終わる。
この映画はその続きから始まるが、浅川玲子の父親はあっさりと死亡。貞子の遺体は警察で調査され、スーパーインポーズ法で復顔される。
◆浅川玲子の元夫高山竜司の恋人高野舞とTVレポーターの岡崎が呪いのビデオの調査を始める。
川尻医師は発狂した雅美から呪いを除去しようとして失敗する。
山崎にビデオを渡した女子高生香苗は、恐怖顔で死亡。山崎はビデオを見なかったが、香苗のインタビュー映像が呪い化して、発狂。
◆舞は、霊の竜司の導きで浅川玲子と陽一を発見。岡崎は陽一の呪いを除去しようとするが陽一が暴走。その巻き添えで玲子は死亡。陽一は超能力者だった。岡崎は舞と陽一を霊媒にし、貞子の呪怨を呼び出し、そのエネルギーを水に溶かそうとする。だが貞子のエネルギーは想像以上に大きく、岡崎と助手と山村敬をプールに引きずりこむ。舞と陽一はトランスポーテーションで井戸に閉じ込められるが、霊の竜司の助けで無事脱出。
【怖くない理由】①死の描写があっさり。死ぬ場面が少ない。当然怖くない。刑事は当然中盤で死ぬべき。これによって恐怖が深まる。②舞と岡崎の関係がちぐはぐ。話に一貫性がなく、流れに乗れない。③玲子が息子の陽一を守るのはわかるが、無関係な舞が陽一を守るようになっている。玲子の死の意味が不明。母が子供を守ろうとする愛が呪いに勝つという話でよかったのでは?④舞と陽一がいつの間にか超能力者になっている。伏線や説明がない。⑤香苗のビデオが呪い化するが、どうして?前作から一貫性がない。⑥怖さの演出がヘタ。プールでの死の場面は滑稽。もっと大人数で実験すれば迫力が出た。貞子の土人形が悲しいくらい怖くない。追ってきた貞子は何であっさり落ちていったのか。⑦高山竜司の霊が出てきた時点で怖くなくなった。なんでもありの世界になってしまう。⑧20年以上井戸の中で生きていたという謎はどうなったのか?