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<ネタバレ>東南アジアで子ギャオスを箒で殴る老婆、海底で見つかるおびただしいガメラの遺体。
つかみはOKですな。
度肝を抜く渋谷での格闘シーンは特筆ものでしょう。
吹き飛ばされる人間が丁寧に描かれています。これがテーマですから。
子供一人を助ける場面は不要では?
イリスはスーツとCGとで質感や動きが違いすぎで興ざめ。スーツでの質感をCGにマッピングしないとだめでしょう。
デビルマンにありそうな造形ですね。
幼生のイリスには苦笑。
人間と融合すれば強くなれるらしいけど、相手は誰でもいいんじゃないのかな。
神経を融合させるんだから。
ガメラを憎む少女をヒロインにしたのが異色、全体に骨太の内容になっています。
このヒロインに同情できないのが、映画にのめりこめない原因。
黒い勾玉や十握剣など小道具が出てきますが、消化不足。
十握剣には神秘的力がなにもなかった。
地球レベルの生命エネルギー「マナ」で、ギャオスやガメラの存在を説明しているのは
成功していると思います。
あと大迫元刑事ネタはいらないでしょう。
イリスの元来の巫女である山咲千里の影が薄いのが残念。
内閣の中枢にも食い込むほど権力があるんですが。
もっと邪悪な存在にすればよかったのに。
イリスを利用して日本を支配しようとする野心をもっているとか。
そうすればストーリーが広がっていたと思います。
世界中であばれるギャオスを画で見せてほしかった。(予算不足?)
人間とガメラが力を合わせて邪悪な存在であるイリスを退治して大団円を迎えるというラストであればカタルシスがあるのですが。
自衛隊はあいかわらずガメラをミサイル攻撃するし。
イシスにいたっては自動小銃でのこじんまりした攻撃です。(見せ場なし)
ギャオスが何千匹も襲ってくるところで終わるのはどうかと思います。
三部作では一番よかったです。