<ネタバレ>微妙な雰囲気が心地よかったです。
見て見ぬふりをしてもらい .. >(続きを読む)
<ネタバレ>微妙な雰囲気が心地よかったです。
見て見ぬふりをしてもらいつつ、明らかに空気のような存在感のなさでもなく、邪魔者でもなく。
そこにいる全ての人を当惑させながら流れるストーリー。
そういう変な雰囲気が良かったです。
特に大きな山場がないんですが、大きな出来事を持ち込まなかったのが良かったんじゃないかと思います。
というのも、立ち往生した主人公が空港に住み着いてしまうという変な出来事じたいが大事件ですから。
主人公の立ち位置がぶれないまま過ぎ去っていく時間がいちばん面白く、もしかしたら状況が動きそうになってくるとなんだかもうちょっとだけ、と切ないような惜しいような気持ちがするのが不思議。
確かにもうちょっとマニアックな作りにした方が面白かったんだと思いますけど、映画会社の都合があるのかな。スピルバーグで万人向けを狙っちゃったのが惜しいような安心して見れるような。そう言う部分まで微妙なバランスでつくられちゃいないかと。偶然ですね。