<ネタバレ>日本の学生がグレてケンカしていることとは質が違う。学校内のい .. >(続きを読む)
<ネタバレ>日本の学生がグレてケンカしていることとは質が違う。学校内のいざこざは人種・民族の諍いの代理戦争で、人が死ぬ。簡単に死ぬ。たくさん死ぬ。友人の死を悼む気持ちには人種の隔たりはない。その悲しみを分かち合った時、反目していた生徒間に共感が生まれる。痛みが深い分だけ共感も深く、他者を理解しようとする姿勢も芽生える。理解する姿勢は「知る」ことに対する興味という根源的な欲求を揺さぶり、不良少年少女たちをケダモノから人間に変えてゆく。荒れた学園ものはいくつも観たけど、これはとびきりハード。終わらせ方もとびきり良かったです。