憲法に移転及び職業選択の自由が定められている。でも、この映画 .. >(続きを読む)[良:1票]
憲法に移転及び職業選択の自由が定められている。でも、この映画の彼女のように、その自由を最大活用する人は滅多にいない。この映画は、どこへ転居しても同じで逃げないことが大切、なんて説教くさいことを言ってるようで、その反対のことを訴えていると思う。人はもっと、自分が暮らす場所を探求すべきなんだ。家族同居でなければ、ほとんどの人が職場と家賃で住まいを決めるが、彼女の行動は逆。まず、住み始めてから仕事を決め、その土地を住みながら検分する。100万円貯まる頃に面倒なしがらみが生じていたら、あっさり引越し。たぶん、これを繰り返すうちに、100万円貯まっても引っ越したくない土地が現れるという発想だ。暮らしにくければリセット可能。これって、幸せの探求と同義だと思う。だから、他人から苦虫女と思われたって、どんどん引っ越せばいいんだ。人が暮らす場所は、その人にとってどんな必然性を持った場所なのか? そんなことを考えさせてくれる、ちょっと変わったロードムービーでした。[良:1票]