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<ネタバレ>若い頃のマーロン・ブランドは初めてだったけど、やっぱりやくざっぽい役は似合っている。なんというか、ひねくれた顔つきなんですね。ハトを飼っていたりして、ナイーブな側面を見せるように努力してました。元ボクサーのゴロツキが更生する話で、「ロッキー」などはこれをモチーフにしたのかなと思いました。波止場の輩の中で「真昼の決闘」みたいに孤立するのかと思ったら、周りもそこまで腐っていない。でも、助けに入るのが遅く、それは演出の都合だけが理由のように見えました。主人公も正義に目覚めたというより殺された兄の復讐の印象が強く、波止場の連中も自分達の仕事の仕切りの適正化に手を貸しただけで特別なことと思えない。偉そうなことを言ってる割に役立たずな神父が目障りでした。もうひとつ盛り上がりに欠ける作品でした。