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<ネタバレ>ちゃんと怖いし、それ以上に悲しいお話でした。霊の存在の有無をとやかく言うことに無駄な時間を使わず、子供の霊とのコンタクトに執着する描写で母の愛情の深さを滲ませています。そこに主人公の過去と、昔に暮らした施設を絡ませる構成は緻密で深い。とても上質なミステリーホラーです。ギレルモ・デル・トロは「パンズ・ラビリンス 」で死後の世界に安寧を求めました。今作も結果としてはそこに至っている。彼は死後の世界を信じてる人なのでしょう。それは中途半端に現世に希望を描くより潔い姿勢だと思います。悲しい終わり方に説得力を持たせる手法は、彼独特の世界ですね。[良:1票]