<ネタバレ>悪役は完全な狂言回しで、主演2名の関係を描いた作品でした。そ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>悪役は完全な狂言回しで、主演2名の関係を描いた作品でした。それがサプライズも含めて程良くまとまっている。「2」は褒められた出来じゃなかったのであまり期待していなかったけど、本作は楽しかったです。
初作から15年、前作から10年。この間延びした製作タイミングは、その間の経過を物語の背景に織り込むことで有効に使われていました。危なっかしい新米エージェントだったウィル・スミスがそれなりの役職に就いていて、トミー・リーが現役継続中。爺さんにアクションを演らせる無理をせず、舞台は過去に飛んで展開しました。NYのクライスラービルから、文字通り過去に「飛ぶ」シーンは、高所が苦手な私には強烈でしたね。爺さんを救うこと以外にも過去へ行った意義があり、作品の質が上がったと思います。エイリアンたちの描写がウリのシリーズですが、笑える範囲のグロさは健在で、この辺りは邦画には期待できないセンスです。
「4」は5年後の2017年あたり、テーマは爺さんの引退の花道かな…。