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<ネタバレ>なんとも味気ない、と言うかすぐ忘れてしまいそうなファンタジー。ローガン・ラーマンは『3時10分、決断のとき』では良かったんだけれど、残念ながら主役を張る顔ではないし、ファンタジーとなると益々あのアメリカンな顔はなぁ・・・と。ヒロインもまた然り。ブランドン・T・ジャクソンはただのギャグ要員だし。
物語はと言うと、片手間に作ったかのような展開を段取り通り進めていくだけ。それなりの敵とそれなりのピンチを用意して、ハイ次これ、ハイ次これ、と工夫なくクリアしていく。それに、途中のメデューサの扱いはちょっと悪趣味じゃないか?ハイティーン層のウケを狙ったのかもしれないが、それでもエンドロールのアレはやり過ぎ。
大して努力もしていない主人公が才能を開花させて結局全て解決、という最初から最後まで主人公を甘やかしまくるのも如何なモノかと。
ビジュアル部分でそれがカバー出来ていればまだしも、モンスターやら冥界やらも想像の範疇を越えるものなんてなく、世界観も全く広がりを感じない。また『ハリー・ポッター』以降のいらぬファンタジーが生まれてしまったなぁという印象でした。
ジョー・パントリアーノとケヴィン・マクキッドを拝めたのが救い。