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<ネタバレ>主役をエフィとジーナの二人にしてしまったので、互いのエピソードのボリュームに物足りなさを感じた。エフィのサイドでは、職も失い、子どもがいる事も夫に告げられず、苦悩する彼女をもっと見たかったが、とてもあっさり片付けられてしまう。ジーナのサイドでも彼女が"音楽"を夫の為の商品では無く、自分の為に歌おうとする決意をじっくりと描いて欲しかったが、ここもあっさり。ベトナム戦争について反戦歌を歌おうとするのを妨げられるアーリーのエピソードも同様。「自分の歌いたいモノを歌えなかったから、麻薬に溺れて自殺しました」だけでは詰まらない。もっとブラックパワーに溢れた反抗心を見たかった。
演出やストーリーも全体では平々凡々としているし、将来傑作ミュージカルとして語られる映画ではないでしょう。
ただしビヨンセとジェニファー・ハドソンの歌唱力は素晴らしいと思います。主題歌のドリーム・ガールズも耳に残りやすいフレーズで聞いていて楽しかった。