<ネタバレ>とにかく作中作『ギャラクシー・クエスト』という設定をフルに活 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>とにかく作中作『ギャラクシー・クエスト』という設定をフルに活用していて非常に面白かったです。ドラマの様な展開を通して役者としての誇りを取り戻していく過程にはジーンと来るものがあります。また、通路が無駄に危険な作りになっているだとか、1秒前で止まる炉心だとか、クエレック(敵に撃たれたサーミアン人)をDr.ラザラスが看取るシーンでは敵は何故か追って来ない等々、メタ的なギャグも抜群に面白かった。アクションもどこかドラマのクオリティというか何処かもっさりした動きなのが笑えます。キャストも把握していないほど宇宙船の構造を熟知しているファンを活かした展開もオタクへの愛が感じられて嬉しいですね。実際、スターウォーズやスタートレックのファンは船の構造まで調べてる熱狂的なファンも多いですからね。エンドクレジットでは地球で住むことになったラリアリが「JANE DOE」になっているのには思わず爆笑してしまいました(JOHN DOEは英語の名無しの権兵衛のことその女版というわけ)。ただし、理由なく二回目でデジタル転送が成功したり、着陸した惑星は空気もあるし気圧も温度も問題無い等のご都合展開もかなり目立つ作品です。それもスタートレックシリーズなどへのオマージュだと言ってしまうのは簡単ですが、逆に「空気が無い、どうしよう?」「俺たちのドラマではいつも問題無かったじゃないか!どうすんだ!」「常識的に考えてあるわけないだろ!」なーんて展開があっても面白かったんじゃないかなあと思います。[良:1票]