<ネタバレ>劇中の登場人物たちは一見個性的で魅力的に見える。登場人物は椎 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>劇中の登場人物たちは一見個性的で魅力的に見える。登場人物は椎間板ヘルニアに罹りひょこひょこ歩く主人公、料理に厳しく直ぐに手(と言うか包丁)が出るコック、妙にサバサバして可愛いウェイトレス、仮出所した本質的にはダメーな主人公の兄、そしてソウル・キッチンに家賃未払でしょっちゅう店の料理を勝手に食ってる偏屈な爺さんと実にウイットに富んでいる。そこまでキャラクターの魅力で押し切るべき作品であるのに、個人的には個々のキャラクターの掘り下げが余り感じられず、後半はそんな彼らに困難が次々と襲いかかる展開になるのですが、「まあ彼らがどうなろうとどーでもいいや」といった気分になってしまったのが残念です。
最後は各キャラクターにそれなりの着地点を与えてはくれるのですが、それも何か取ってつけたような扱いになっておりゲンナリ。
下馬評の通りカッコイイ音楽をガンガンかけてくれるので、それなりに全体は良く写ってますが。