<ネタバレ>大ヒットした傑作スリラー『ソウ』のジェームズ・ワンとリー・ワ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>大ヒットした傑作スリラー『ソウ』のジェームズ・ワンとリー・ワネルのコンビと聞くと誰もが「あのソウを作った監督の映画!?」と期待値が高くなってしまうのも分かりますが、この二人、どちらかと言うと『ソウ』が出世作にして異色作であり、その後のホラー映画では本作と同じ様な簡単に言ってしまうとアホらしい作風が地の持ち味です。
『デッド・サイレンス』でもジャパニーズ・ホラーらしい展開を期待させておいて、終盤では死人を登場させて「オバケだぞー!」ってやってました。本作はそれに『シャイニング』らしいホラー表現を足したってところでしょうか。"彼方の世界"でアックマンみたいな悪魔が出てくるから更にアホ度は高くなっていると言って良いかも知れません。加えて突っ込ませて貰うならば、この悪魔、劇中では「世の中で最も邪悪な存在」とまで言われながらやる事といえばチンケな嫌がらせ行為のみ。やっすい悪魔ですなぁ。
本気で怖がる気で観ると間違いなく肩透かしを喰らうと思いますが、監督のアホな驚かせ方が素直に楽しめるなら満足度は高いでしょう。