<ネタバレ>映画が始まった時に登場人物に抱く印象が、物語が進んでいく内に .. >(続きを読む)
<ネタバレ>映画が始まった時に登場人物に抱く印象が、物語が進んでいく内に正反対のものとなっていくのが面白かったです。皆を引っ張っていく筈の警官は、恐怖の余り殺人鬼と変貌し、足手まといになる筈だった知的障害者がCUBEのカラクリの謎を解く。
実に皮肉が上手く利いた作品でした。
人物描写に重きを置いていますが、パズラー向きの展開もあり、両者の物語への混ぜ方が上手いと思います。
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督はこれが長編映画デビュー作らしいですが……、天才ってやつですね。