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<ネタバレ>死刑者へ完全に感情移入させるタイプの映画と思っていたが、鑑賞してみると加害者と被害者どちらに偏ることなくフラットな目線で死刑を描いた素晴らしい映画だった。
特に最後の、震え怯えながら生々しく処刑されてしまう犯人と、「その理由」である過去の過ちの映像対比がうまい。
あそこで鑑賞者はそれぞれ死刑について、リアルに考えさせられるのだろう。
それにしても不謹慎だが、この映画のショーンペンはやたらカッコよかった。
髪型や髭、憂いの表情がよい。
彼は悪役でありながら繊細で弱い心を持つ人間がはまる。[良:1票]