<ネタバレ>僕の中では、10点を越える本当に大好きな映画。
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<ネタバレ>僕の中では、10点を越える本当に大好きな映画。
仕事長期休暇の時、
ネプチューンマンよろしくニールの口ひげを真似ていたほどラブリー。
主演はもちろん、あまりに豪華な脇役陣たちも一人一人がピタリと役にはまっていて
実に気持ちがいい。
そこに、90年代の映画特有の画面の粗さが加わり、もう雰囲気は最高潮。
繰り返し観て感じるのは、この映画は一貫して「愛」を描いているということ。
仲間同士の愛、家族愛、男と女の愛、そして、最期の宿敵同士の愛。
ニールが何度も口にする「いつでも30秒フラットで高飛びできるように、面倒な関わりは持つな」に相反するように、小さなラブストーリーがいくつも出てくる。
どのストーリーも決して外せない。
そして最後には、孤独を貫いてきたニール自身も「愛」を選択する。
やはり人生は一人ぼっちじゃつまらない。
もともとニールは、犯罪プロフェッショナルであったと同時に、人一倍愛に満ちた人だったのだろう。とりわけクリスの嫁の浮気を本気で怒った時のニールは誰よりも、愛情豊かだったね。あのシーンで泣いた人もなかなかいないだろう(笑
171分を全く感じさせない奇跡の映画。
ただの骨太ドラマにしなかったマイケル・マンに心から感謝したい。
この映画を公開当時に映画館で観たことは、僕の誇り。