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<ネタバレ>“二種類の表情だけで演技する男”ハリソン・フォードなんですが、もうこのジョン・ブックの様な好演は観られないでしょうね。でも不思議なことに、この映画でもいつものように“二種類の表情”なんですけど、ピーター・ウィアーの様な腕の良い演出家がつくとやっぱり違うんですねえ。アーミッシュの集落にだんだん溶け込んでゆくところが実に自然で清々しいんです。 プロット自体は『リーサル・ウェポン』や『ビヴァリーヒルズ・コップ』シリーズなどの一作としても違和感ないのですが、観終わってみるとハリウッド製刑事映画では決して味わえないような不思議な爽やかさが残るんです。ラストのロング・ショットは映画史に残るような素晴らしいシーンじゃないでしょうか。