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<ネタバレ>面白かったのでロディー・ドイルの原作『おれたち、ザ・コミットメンツ』(なんとサザンの関口和之が邦訳!)も読んでみました。結論から言うと、これは映画の方がはるかにいいですね。映画化に当たってはドイル自身もシナリオに参加していますし、原作小説をグッとふくらましたという感じがします。 これもあのメンバーを揃えられたキャスティングのおかげで、あの“デコ”なるヴォーカルなんて、もう奇跡のキャスティングとしか言いようがありません。ギターの“アウトスパン”役のG・ハンサードなんかはその後『ONCE ダブリンの街角で』でオスカー主題歌賞を獲っちゃうぐらいで、メンバーみんなもレベルが高いパフォーマンスです。原作ではザ・コミットメンツの十八番は『ミッドナイト・トレイン』ということになっているのですが、映画では使われなかったのが残念です。 あっけなく解散しちゃうラストも、ベタベタしてなくいかにもアイルランドらしくて好きです。バンド経験者は必見の秀作です。