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<ネタバレ>これぞまさしく、スピルバーグ版『みんな~やってるか!』と命名させていただきます。もうほんとに何をとち狂ったのか、北野映画と違ってバジェットは半端じゃないですからこれでハリウッドから追放されてもおかしくなかったところです。でもすぐに立ち直って同じ失敗は二度繰り返さなかったのは、スピルバーグは常人ではありません。ギャグがまたしつこくていわゆるユダヤ風というやつなんでしょうか、さすがに笑えるところは一つもありませんでした。脇のキャストがまた三船敏郎を筆頭にムダに豪華なキャスティングの見本の様相を呈していて、可哀想に映画が終わってみればみんなうっすら損をしていました。 CG以前の作品なのでアナログなVFXと実物大プロップが使われていますが、さすがカネをかけているだけあってよく出来ています。たぶん実物なんでしょうけど、M3リー戦車がボギーの出ていた『サハラ戦車隊』以来の大活躍を見せてくれたのは眼福でした。でもいちばん凄かったのはラストの家の大崩壊で、おバカ映画の掉尾を飾る大愚行を見せられた感がひとしおです。