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<ネタバレ>派手なドンパチと判りやすいストーリーが全盛だった70年代では、このミステリー仕立ての展開はけっこう斬新だったと記憶してます。今観直してみても、プロに徹して依頼されない殺しはしないマックス・フォン・シドーはキャラが立っていますね。突き放した様なラストも、いかにも70年代のニュー・シネマ全盛時代らしくて味があります。この事件の後もR・レッドフォード演じる“コンドル”はCIAに勤務して、25年後に退職するときの騒動を描いたのが『スパイ・ゲーム』です(もちろん、ウソです)。