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<ネタバレ>自分も原作漫画は読んでないけど、脚本書いているのが例の〝原作クラッシャー”として悪名が轟いている相沢友子なので、この映画がどこまで原作のテイストが活かされていたのかはちょっと心配なところがあります。まあとにかく、ヒロインに寄ってくる男たち、早乙女・越智・いちこの元婚約者がそろってクソ野郎なのがひどすぎでした。いちこ「昨日誕生日だったんだ」早乙女「それで幾つになったの?」いちこ「ちょうど三十」早乙女「えっ、三十、そりゃないわ…」こんな返しをしちゃう男はほんとサイテーです、いくら後で言いつくろっても〝三十歳と知って思わず本音が出ちゃった”としか受け取れませんよね。まあこの後のいちこの落ち込みと脳内メンバーのリアクションが、本作でいちばん笑えたところでしたがね。結婚式寸前で違う女を孕ませちゃう元婚約者はもちろんですが、担当作家にガチ恋しちゃう編集者もけっこうヤバいんじゃないかな。脳内会議のメンバーでもやはり目立ち過ぎるぐらいだったのはやはり吉田羊と神木隆之介ですが、自分にはこの演技が上手いというよりウザくしか感じませんでした。いちこがHをするときに現れる〝黒い女”、なるほど快楽に身を預けるときには理性や感情もブラックアウトしちゃうんですね、いちこという女は実はかなり肉食系女子だったんですね(笑)。コメディというよりはかなりシリアスなストーリーなんですが、後半にかけて一昔前のトレンディ・ドラマみたいな雰囲気になっている感じがするんですよね。よく見るとフジTV資本の映画じゃないですか、そりゃそうなるよね。ラストはヒロインがクソ男・早乙女をきっぱり捨ててくれたところにちょっとカタルシスが有ったので、プラス一点を献上します。相沢友子脚本なので、最後はよりを戻すなんていうクソなハッピーエンドになっちゃうんじゃないかと心配でしたよ。