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<ネタバレ>おお、ついにこのシリーズで無視されてきたパラレル・ワールド理論を取り入れてての新展開(というかやり直し)となりましたか! 冒頭からジョン・コナーがカイル・リースを過去に送りこみ、予備知識不足で観始めていたので第一作のリメイク的な展開かと思いきや、なんとサラ・コナーはすでに戦士と化しており、もうそれだけで???な展開。なんでサラが9歳のときにシュワちゃんターミネーターに助けられたのか、そんなに早くT-800を送り込んだのは誰なのか、なんで21世紀生まれのカイル少年が存在するのか、もう30分過ぎからはこちらの頭の中はグチャグチャです。まあ細かいことは観終わってからゆっくり考えてみようと思ってましたが、いまだに解明できていません(笑)。一つ判っていることは、カイルがタイム・スリップ中に時間軸が交差したのでパラレル・ワールドに存在するもう一人の自分の記憶を共有することになった、という摩訶不思議な理屈で製作者は説明がつくと高を括っていたってことですね。 『3』以来の本格復帰となった年老いたシュワちゃんを活かす設定は上手い発想だと思ったら、これはジェームズ・キャメロンが出したアイデアなんだそうです。彼はこの映画に関わったのはこれだけで、表向きはともかく裏では本作を酷評してるみたいです。でもサラに「おじさん」と呼ばれるT-800を見ることになるとは、まったく世の中何が起こるか判りませんね(笑)。宣伝ではけっこう鳴り物入りだったイ・ビョンホンのT-1000も、「えっ、これでお終い?」と叫ぶほどの出演シーンの少なさには苦笑するしかありませんでした。そして、まさかまさかのジョン・コナーがT-3000ターミネーター化!こうなってくるとこのシリーズのプロットの一つが消滅したことになりますけど、未見ですけど『ニュー・フェイト』ではジョン・コナーはまた登場するみたいなので、こりゃ一体どうなってるんだ?ラストでやっとカイルとサラが合体することが暗示されているので、やはり新しいジョン・コナーが産まれるということなんでしょうね。ああ、ややこしい(笑)。