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<ネタバレ>ストーリーテリングは伝記映画としては王道というか極めてオーソドックスです。感じとしてはソ連版『ライトスタッフ』という雰囲気もあります。でもその視点にはまるで旧ソ連の時代の映画のようなところもあり、西側を「敵」と呼んだりボストークの成功を喜ぶ市民の描き方がとっても臭かったリします。あといろいろと初めて聞くような事実も盛り込まれていて、もし西側に着陸した場合に「敵」の手に渡らないようにボストークには爆薬が仕掛けられていたなんてびっくりです。でもガガーリンの帰還方法はマジで驚愕ものです。大気圏突入後に射出座席で脱出してパラシュート降下していたなんて初めて知りました。これって、もし水面に着水しちゃったらどうするつもりだったんでしょうかね、たぶん溺死でしょう。たしか私の子供ころはカプセルとともに着地したってことになってましたけど、調べてみるとそれはソ連が発表したウソだったそうです。 ガガーリンは史上初めて地球を宇宙から観た人類なんですから、その体験の意義をもう少し突っ込んで描いても良かったと思います。たとえ「そこに神はいなかった」が本当の感想だったとしてもね(“地球は青かった”という有名な言葉はジャーナリズムがこれまたでっち上げたものらしいです)。[良:1票]