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<ネタバレ>正直言って中盤までは「ちょっと退屈な映画だな」という感想でニコジーの髪の毛ばかりに眼が行ってしまったんですが、バードアイ・ビューの映像を見せてくれるあたりからはラストまでぐいぐいと引き込まれてゆきました。マシュー・モディーンは一世一代の名演なんじゃないでしょうか。この頃はまだニコジーとマシューは同格だったのに、かたやニコジーは稼いだカネを湯水のように浪費するオスカー俳優になるとは、まあ彼の人生が楽しいのかは別にしても随分とハリウッド業界の位置づけが変わってしまったものです。バリ島のケチャをモチーフにしたピーター・ガブリエルの音楽も変わってるけど作品に良くマッチしているし、アラン・パーカーはほんとに音楽センスが良いですね。 誰もが意表を突かれるあのラスト、あれは元から常人とは違っていた戦争に行く前のバーディに戻ったというわけなんですね。バーディはとっても魅力的なキャラなんですけど、プロムの後で誘ってきた巨乳の彼女に恥をかかしたのだけは個人的にはぜったい許せません(笑)。