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<ネタバレ>なにこれ、メリル・ストリープ歌上手すぎでしょ。この人はほんとに天才女優としか言いようがありません。シャーリー・マクレーンの太ももチラリサービスつきの歌もすごかったけど、彼女の場合はこれぐらいやって当たり前の人ですから。これがデビー・レイノルズとキャリー・フィッシャーの母娘のお話だと言われてもピンときませんが、オリジナル・ストーリーだととらえた方が愉しめるんじゃないでしょうか。この母娘関係は『愛と追憶の日々』を思い出してしまいましたが、いまやメリルがこのシャーリーのような役どころを演じるような歳頃なんですから、光陰矢の如しです。 さすがにメリルもヤク中演技を見せるのは嫌だったのかもしれませんが、その方面の描写はほとんどなしです。そうなるとこのヒロインは別にヤク中じゃなくてもよくね、ということになるわけでそこがこの映画の弱いところになります。ジーン・ハックマンやらリチャード・ドレイファスなどけっこう贅沢な使い方で撮ってますし、バックステージものとして観ればけっこういい映画かなと思います。