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<ネタバレ>T・ギリアムは子供向けのつもりでこの映画を撮ったそうですが、ここまで作りこまれたら大人の鑑賞にも十分耐えられますよ。子供相手には手を抜けばいいと考える商売人は多いけど、子供の辛辣な眼をなめちゃいけません。 何気に豪華なゲスト・スターたちがすごいが、S・コネリーのアガメムノンにはもっと活躍して欲しかったところです(本当はラストのバトルに参加するはずだったのに、スケジュールが合わなくてカットされたそうです)。でもやはりこの映画を象徴するのは、帆船を帽子のように頭に載せた巨人でしょう。凄いイマジネーションだと感心しますが、映画のストーリー上はあまり意味がないキャラでした。バンディットたちにドワーフ(小人)の俳優を使っていますけど、最近はいろいろうるさくなっていますので、もうこういう映画は撮れないでしょうね。