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<ネタバレ>数ある刑事もの映画でも脚本のはっちゃけ具合は屈指です。まあこの映画は刑事もの映画じゃなくて純粋なバディ・ムーヴィーとして愉しむのが正しい観方なのかもしれません。ジェームズ・カーンとアラン・アーキン、この二人の刑事コンビは仲が良いんだか悪いんだか判断に苦しむところですが、現実でどんな職場でも仕事上のコンビというものは大なり小なりこんなものでしょう。この映画はたぶんサンフランシスコが舞台だと思いますけど、この二人の暴れっぷりはご当地の名物刑事ハリー・キャラハンどころではありません。無意味に車を壊し過ぎというのはちょっと気になりましたけど、それがコメディ要素にあまりつながっていないところは個人的には不満でした。フリービーがユダヤ系でビーンがメキシコ系というというキャラ分けも、それが単に二人の喧嘩のタネになっているだけでストーリーにあまり関係が無いというのもどうですかね。実はわたし若いころのアラン・アーキンのコメディ演技がどうも苦手でして、この人抜群に演技が達者だけど笑えないんです。キレた演技をさせるともう最高なんですがね、この人。