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どのサイトを覗いても本作の評判が高いので、以前からずっと興味を抱いていた。
しかしDVDは廃盤、都内のレンタルショップを探してもなかなか見つけることができず、ようやくレーザーディスクを手に入れた。
感想は…というと、まあ「ヘンリー五世」自体、シェイクスピア史劇の中でもマイナーだし、それ以上でもそれ以下でもないというのが正直なところ。
若いケネス・プラナーが余計なアレンジをせず史劇を忠実に映像化したのは大きな功績だと思う。
しかし、そもそも内容が大英帝国の武勇伝、まさに「勝てば官軍、負ければ族軍」といった話しで、フランス軍を支配し、その国の娘まで食っちゃった英国の王様について、感動しろといわれても土台、異国民には無理な話である。
「神風」を信じて植民地支配を続けていた大日本帝国に感動する人とかいるのだろうか? そんな事まで考えてしてしまうと少々怖くなってくる。
それに「シェイクスピアだから」と言われたところでフランス人にとってはあまり面白い話とは言えないだろう。
とりあえず、あらすじを知らないで鑑賞しようと思うのはやめたほうがいい。
CGを使わない映像はやはり迫力がある。[良:1票]