無銭乗車を生きがいとする「ホーボー」と呼ばれるホームレスと、 .. >(続きを読む)
無銭乗車を生きがいとする「ホーボー」と呼ばれるホームレスと、彼らを乗せまいと襲撃する鉄道員の争いなんですが、冒頭で登場するアーネスト・ボーグナイン扮する鉄道員のホーボーを殺してしまうやり方が病的なんです。
私にとってアーネスト・ボーグナインって、「ポセイドン・アドベンチャー」のイメージが強く、怖いけどいい人って感じだけど、ここまでくると、最後は勧善懲悪に徹しないとエンディングにつなげないんじゃないかなぁって思っちゃいました。
ホーボーにはホーボーなりにふさわしい生き方があり、リー・マービン扮するカリスマホーボーと、彼の後をついていく若者の生き方に私達は違いを見出していきます。
時代は1930年代、世界大恐慌。
男の生き方とは何ぞや?という、いかにも70年代に作られた素晴らしい作品だと思います。
音楽が素晴らしいです。後味もいい。でも邦題が最悪…。