浅丘ルリ子「リリー」第1弾。
マドンナの設定を寅さんと .. >(続きを読む)
浅丘ルリ子「リリー」第1弾。
マドンナの設定を寅さんと同じような性格にした山田監督のセンスは凄いと思う。
単純な展開かもしれないが、当時、娯楽映画を期待して映画館へ足を運ぶ人たちにとっては、この作品は充分満足できたのではないだろうか?
今回、浅岡ルリ子がマドンナ役を演じた作品を4作品連続して鑑賞したが、私にとっては本作が一番であった。
二人は似ているようで、生い立ちは全く違う。
そこに胸を詰まらせるセンチメンタリズムを感じずにいられなかった。
90分程度で、これほどの映画を作ってしまう山田洋次監督、一番油が乗っていた時期である。