「男はつらいよ」の脚本は京都の旅館の一室を二ヶ月間借りて缶詰 .. >(続きを読む)
「男はつらいよ」の脚本は京都の旅館の一室を二ヶ月間借りて缶詰状態で書き上げるというドキュメンタリー番組を見たことがある。
毎週放送されているこの映画を見て、その苦労がしみじみと伝わってくる。
今回もネタ作りに苦労したように感じられ、エピソードは前半、若者二人の恋愛と後半、寅さんの恋愛に別れているようだ。
昔は寅さんの年齢なんて考えたことなかったけど、さすがに自分が寅さんの年齢に近づいて来ると、50を迎えた中年が一目惚れで女性を好きになるというのは、正直感情移入しにくい。
寅さんの相手役になるヒロインも偽善的なクリスチャンを見せられたような気がした。
大竹しのぶは表情だけで演じることが出来る女優であることを、この年齢で証明している。