<ネタバレ> 墜落した飛行機に残されていた大金をネコババしようとしたばか .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 墜落した飛行機に残されていた大金をネコババしようとしたばかりに、次々と災難が降りかかってくる。
観賞し終わって、冒頭一番まともな主人公が一番殺人を犯しているところに、皮肉な運命を感じてしまう。
私は以前、傷害事件に会って、和解金として100万円を目の前に置かれたことがありました。
金なんかで絶対に許さないと心に誓っていた自分ですが、目の前の現金を見た時、無意識に顔がほころんでしまった記憶があります。
「欲」というのは潜在的なものも含まれていて、「罪の意識」を免れようとする気持ちも、現状に立たされないと自分がどういう行動に出るか断言できないのが、私の結論です。交通事故のニュースで「ひき逃げをして、怖くなって逃げた」という供述をよく耳にしますが、なんとなくわかります。
因みにDVDの裏ジャケには、「原作をスティーブン・キングが絶賛!」と書かれていましたが、映画の内容もキング色が見え隠れした仕上がりになっています。
退屈させない娯楽映画です。