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<ネタバレ>概略を言うと、日韓不良少年達の抗争にコメディー足して、軍国日本批判を行い、友情と恋愛を絡めて「日韓仲良くしよう」という映画。また、音楽をやたら多用しており、個人的には音楽は映画監督が作るわけでもないし、他人の制作物(楽曲)の魅力に頼った作品は卑怯で、あまり好感をもてなかった。この手法は、才能の無い監督でも誰でも出来る。それぞれの項目について評価すると、抗争モノとしては○(暴力的な鮮血の扱いで黒澤明が世界的評価を受けたように、井筒は抗争モノに向いている)、コメディーとしては滑ってるところも多くて△、恋愛モノとしては△か○。 井筒監督はコメンテーターとしても大活躍してるので、「映画でも自分の主張をしたかったが、それだと見てる人達が面白くないので、音楽を沢山流してエンターテイメントとして成立させた。」という感じ。他人の制作物への評価を、この作品への評価に含めずに評価すると5点が適当。次作が駄作となったのも頷ける作品。