<ネタバレ>予告が良かったので、海外DVDを購入して鑑賞。
感想は、「 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>予告が良かったので、海外DVDを購入して鑑賞。
感想は、「コーエン兄弟ってどんだけ...」。良きにつけ悪しきにつけ、どこか謎めいていて、かつそれを解き明かしたくなるコーエン兄弟映画。でも絶対にヒミツを教えてくれなさそうな...
前作「ノーカントリー」の面白さを、ほとんど解さなかった私ですが、今回の作品には笑いました。
シリアスな場面が、最終的には滑稽かつ笑えるシーンになり、結局、全体的に笑えてしまう。このオセロマジックを、兄弟はどうやってかけているのか...別録りした笑い声が流れるワケでもなく、役者もことさら笑いを取ろうとしてないのに、この可笑しさはどこから来るのか...。
見るからにコミカルに演じている監督夫人のマクドーマンドさんとブラピは、実はそれほど面白くなくて、一番笑ってしまうのは、一見まったくコミカルに演じてないジョン・マルコビッチ演じるオズボーン氏と、ティルダ・ウィンストン演じるその妻のシーン。これは何度見ても可笑しかったです。
考えてみると、ギャアギャア言う早口女性と、ボケラーとした男性という組み合わせは、コーエン映画によく登場するので、彼らの得意な分野(?!)なのでしょうね。
オズボーン夫妻のあまりに関係の破綻したさま...あっけにとられつつ、やはり笑い。
夫「大変なことが起きた」妻「頼んでおいたチーズは取ってきたのっ?!」
夫「...疲れたんだ」妻「はァ?どうして??」
夫「ずっと官僚主義と闘ってきて、うんぬん」妻「私の年金とかはどうなってるの?」
そんなに面白い会話でもないはずなのに、なんで笑っちゃうのか。
そして、なぜ、コーエン映画は深い感じがするのか?
謎はつきませんが、おいおい考えていきたいと思います。
あと、
ジョージ・クルーニーが、とてもカコワルいのですが、よく見るとシャツをやたら股上の深いジーパンの中に思いっきりイン状態にしていたりする...感慨深いです。