イーストウッド監督のほとんどの作品は悲しみを深く描いた重厚な .. >(続きを読む)[良:2票]
イーストウッド監督のほとんどの作品は悲しみを深く描いた重厚な物語ですが、本作の「重さ」はその中でも頭一つ抜けているのではないかと思います。辛い話に耐えられない方には絶対お勧め出来ません。
やり場の無い悲しみの中で、「愛とは」「生きるとは」という、誰にも決定的な答えを出せないテーマが提示され、鑑賞後もその余韻をしばらく消す事が出来ません。
たとえ物語に共感出来なくとも、どうしても考えさせられてしまう重厚な映画に仕上がっていると思います。
主演3人の演技には全く文句のつけようがありません。
中でもヒラリー・スワンクの演技は素晴らしい、というか凄まじいものを感じました。
とりあえず、単なるボクシング映画だという勘違いだけはしないように・・。[良:2票]