退屈だと感じる人にはとことん退屈な映画でしょうね。
でも、 .. >(続きを読む)
退屈だと感じる人にはとことん退屈な映画でしょうね。
でも、ツボにはまる人(タルコフスキーとかが好きな人)にはとことんツボでしょう。
画家黒澤明が作る最高の美術映画だと思いました。
ただ映像だけで充分「生」や「死」などへの感情を表現できているのに、少し語らせ過ぎな気がしてならない。黒澤映画では「水爆」「戦争」や「近代化」などの話になるとどうしても説教臭くなっちゃいますね。
タルコフスキーの映像美がとことん静かであるのに比べて、黒澤の映像美はもっとギラついているというか、力強い命のエネルギーを感じます。
ツボでした。