これほど残酷な事件も、あくまで第三者的な冷めた目線で撮られる .. >(続きを読む)
これほど残酷な事件も、あくまで第三者的な冷めた目線で撮られることで、不思議な余韻が残る作品となっている。
不細工な娼婦2人が、犯人の顔を「変な顔、変な顔」とやたら言っていたり、ところどころの乾いたブラックジョークを織り交ぜ、人間の滑稽さを描いているように感じた。
4年前に見た時は退屈という印象しかなかったが、改めて観ると、その独特な味わいを楽しむ事が出来た。
ある程度、映画玄人が好むような映画なのかもしれない。
ブシェミも良かったが、ピーター・ストーメアのサイコっぷりがえらくハマっていたように思います。