この作品の神懸り的な美しさは、映画という枠さえも飛び越えてし .. >(続きを読む)
この作品の神懸り的な美しさは、映画という枠さえも飛び越えてしまっているように思える。
言葉では言い尽くせない郷愁の想いを、
火、水などの自然物が我々に呼び起こす感情を詩的に映し、
極限まで抑えたBGM,まるで環境音楽のように流れる自然音で、
最高のかたちで表現している。
メッセージが全て理解出来なくとも、感じたものをそのまま受けとれば良いと思う。
人間の複雑な感情を表現するには、言葉じゃどうしても足りない。
この映画からは感情が溢れていた。
タルコフスキー映画の中では個人的に最高傑作だと思う。