この映画では「水」が非常に効果的に使われているが、それと同じ .. >(続きを読む)
この映画では「水」が非常に効果的に使われているが、それと同じぐらい、「闇(陰?)」と「光」の美しい描写に魅了された。
本来は「光」があって「陰」が浮かび上がるものだが、この作品では「闇」の中にくすんだような「光」が頼りなく描かれることで、現実世界の虚無感を最高に美しく表現出来ていると思った。
逆に、非現実世界であるはずのゾーンの描写は自然に溢れ美しい。
鳥が飛び、犬が佇むシーンなどは、本当にため息が出るほど美しかった。