かなりソリッドな暴力映画でありながら、何度も観れてしまう一種 .. >(続きを読む)[良:1票]
かなりソリッドな暴力映画でありながら、何度も観れてしまう一種の中毒性がある作品。
ただその後の北野作品に比べ、まだ「切なさ」においてはもの足りないかもしれない。虚無感は充分にあるが。
北野映画の「殺し」は、前置きなんて無く、あまりに無慈悲にさらりと描かれるので、
それがかえってリアルで恐ろしい。「殺し」のセンスは本作から既に確立されている。
そして特筆すべきはやはりこの作品中のたけしの恐さ、カッコ良さ。
滅茶苦茶に尖りまくっている。たけしが画面上に出てくるだけでヒリヒリした雰囲気が伝わってくる存在感は圧巻。
観る側の内に秘めた凶暴性さえ引き出すような、快感に近い危なさがこの映画にはある。
色々思うところはあったが・・・・・・一番はこのタイトル!
この映画にこれ以上のタイトルは無いでしょう。[良:1票]