音楽や印象的な台詞、重苦しいストーリー、全てが好みでした。 .. >(続きを読む)
音楽や印象的な台詞、重苦しいストーリー、全てが好みでした。
見所は何と言っても圧倒的なチェ・ミンシクの演技。神懸ってます。
アクションシーンの迫力も凄いし、伏線の張り方というかトラップの仕掛け方が非常に巧いと感じました。だから、何度観ても新しい発見があります。暴力描写はかなり激しいですが。
イ・ウジンは歪んだ愛の悲劇的結末、歯車が狂った孤独の果てを、オ・デスにぶつけるしか方法が無かった。ラストはお互い深すぎる悲しみを共有することになる。
ウジンの動機があまりにも理不尽で、どうしても共感出来ないのが残念といえば残念ですが、そんな事がどうでもよく感じてしまうほど、俳優陣の演技、映画のテンポ、絶妙なタイミングで挿入される音楽や映像など、本当にセンス溢れる作品。
「笑う時は世界と一緒、泣く時はお前一人。」
「私は獣にも劣る人間ですが、生きる権利はあるんじゃありませんか 」
パク・チャヌク監督の代表作と言っていいのではないでしょうか。