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<ネタバレ>結局どこにでも人の心を温めてくれるような人がいて、同じようにどこにでもそんな人たちを無残に傷つける人がいるってことですね。それは全世界で共通の事実なわけですが、その傷つける側の人間をどうにもできないアメリカの社会ってどうなんでしょう?老後の人生を悩みながら、小さいことに一喜一憂しながら、ポーチでビールを飲みながら生きているおじいちゃんが命を張らなきゃ人を守れない。そんな絶望的な『現代のアメリカ社会』ってやつを見せつけてくれた映画でした。そしてそんなしょーもない社会ができたのは人種問題のせいだと言わんばかりの作りが少し不快でした。あの移民ギャングと道で張り合ってた白人ギャングが同じ白人家族に対してやってもおかしくないような内容だったのに、そこに異民族を起用した理由はなんなんでしょう。問題はそこじゃないと思うんですけど。心の温まり具合に7点あげたいところですが、そんなわけでマイナス1点。あー、アメリカ怖い。