<ネタバレ> この圧倒的な才能は、見事なまでに「見て快いもの」だけを峻別 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ> この圧倒的な才能は、見事なまでに「見て快いもの」だけを峻別し、つなぎ合わせて魅せてくれる。
【ネタバレ】
悪いが「ブレードランナー2049」あたりの、不愉快なものをほぼナマで見せてしまう監督とは
真逆なのである。しかしそれは時に虚しい。
なぜならバーチャルでつかむ幸せは、現実ではない、という真実を覆い隠してしまうからだ。
幸せになれたとしても、それは宝くじ並みの確率でしかない。
この映画をまともに解釈すれば、そんなふうになってしまう。
見た目の快楽はごまかしじゃねーか。
普通の人はそう気づくはずだが、それに対するエクスキューズはなく、放置のままである。
その点、マンガではあるが「いぬやしき」ラストシーンでの、「僕は夢を実現するために機械に
なったんだ」とかいう叫びは、かなりいい線いっていると思う。
ぜひハリウッドに輸出して、まともな監督に映画化してもらいたいと思う。
未来は悪いことばかりではない、と思う。[良:1票]