フェリーニの描いたローマ。
さまざまなイメージが観る者の頭 .. >(続きを読む)
フェリーニの描いたローマ。
さまざまなイメージが観る者の頭をかすめてゆく。
ヴェネト通りの喧騒、突然田舎から訪ねてきたマルチェッロの父とその背中、死んだ友人、、、。刺激的な様々の出来事が、パズルのピースを組みあわせるようにローマとマルチェッロを形作ってゆく。
それを見る俺は、ローマを知らないのでわからない、どこまでが本当で、どこからがフェリーニの頭の中なのか。そういう映画の曖昧さにピッタリなのが「甘い生活」であり、フェリーニの映画たちなのだ。
2011/02/10 全文改訂。